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もちがせ流しびなとは?鳥取・用瀬で桟俵に雛を乗せる春の行事

ふくみる編集部

ベルリン民族学博物館所蔵の流し雛の紙人形
この記事の目次

もちがせ流しびなは、鳥取市用瀬町で旧暦3月3日に行われる、雛人形を川へ流す民俗行事です。紙で作った男女一対の雛を小さな桟俵(さんだわら)に載せ、お菓子などを添えて流し、身についた災いを託して無事な暮らしを願います。きれいに並べて飾る雛人形とは違う、人形の古い役割に出会える行事です。

流しびなはなぜ川へ流すの?

鳥取県公式観光サイトによると、古くは人の身代わりとなる「人形(ひとがた)」へ災厄を移して、水へ流す考え方がありました。現在のもちがせの行事にも、毎日を無事に過ごしたいという願いが込められています。ただし人形そのものが病気を予防するわけではなく、文化として続く祈りの形です。

桟俵(さんだわら)って何?

俵の端を覆う藁細工に由来する小さな円盤状の台です。もちがせの流しびなでは、その上に男女一対の紙雛を乗せ、お菓子などを添えて川へ流します。素材の素朴さと繊細な紙雛の表情が組み合わされるところが見どころ。立派な雛段を必要としない、人々の暮らしに近い雛行事です。


いつ開催される?

開催日は基本的に旧暦3月3日です。現在の新暦3月3日と毎年一致するものではないため、2027年に訪問するときは鳥取県公式観光サイトやもちがせ流しびなの館の最新案内を確認してください。会場は鳥取市用瀬町の流しびなの館周辺などです。交通や参加条件についても開催年の公式情報を優先しましょう。

雛のつるし飾りとどう違う?

行事・品 主な形 特徴
もちがせ流しびな 桟俵上の紙雛 川へ流す民俗行事
稲取の雛のつるし飾り 布の細工を紐に連ねる 桃の節句の祝い飾り
柳川のさげもん 布細工と柳川まり 51個に長寿の願いを込める

誰でも川へ人形を流していい?

独自に川へ人形や飾りを流すことは避けてください。水辺への立ち入りは危険で、河川の管理やごみの問題もあります。地元の保存団体が定める行事として実施されているため、見学や体験は運営側の指示に従うのが大切です。家庭で雛送りを楽しみたいなら、人形を流さず飾って写真を撮る方法もあります。

流しびなの館で何ができる?

鳥取県の公式紹介によれば、流しびなの館では地域に伝わる人形や道具を見学し、制作の様子を知る機会があります。制作・体験の受付内容は変更される場合があるので、施設の最新情報を確かめてください。

土産の紙雛を選ぶなら

  1. 実際の行事用と鑑賞用の違い
  2. 紙・藁・紐の素材と保存方法
  3. 作品の大きさと飾る場所
  4. 湿気・紫外線・虫害から守れるか
  5. 作者や制作団体、現地の販売元の確認

紙雛の形を残したいなら、川へ流すのではなく鑑賞用として保管できる品を選びましょう。古い一品を購入する場合は来歴や破れ、補修跡を確認してください。

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参考資料

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