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丸亀うちわとは?金刀比羅参りの土産から47工程の竹の工芸へ

ふくみる編集部

日本の伝統的なうちわの部位を示す図(丸亀うちわの製品写真ではありません)

日本の伝統的なうちわの部位を示す参考図。丸亀うちわの製品・製造工程を撮影したものではありません。出典:岐阜市歴史博物館編『日本のうちわ 涼と美の歴史』p.6/岐阜市歴史博物館(Wikimedia Commons掲載、再利用許可の記載あり)

この記事の目次

丸亀うちわは、香川県丸亀市で発達した竹と和紙を使う伝統工芸です。紙に好きな絵が描かれた日用品という印象だけでなく、金刀比羅宮への参詣土産としての歴史や、竹を細く裂いて骨を作る技術が受け継がれています。

丸亀うちわはなぜ金毘羅参りの土産?

丸亀市によると、江戸時代初期に金刀比羅参りの土産として金の文字を入れた渋うちわが作られたのが始まりといわれます。金刀比羅宮を訪れる人々が丸亀の港を通ることもあり、道中の土産として広がりました。その後、丸亀藩の下級武士の内職として奨励されたとされます。参詣の文化と地場産業がつながった工芸です。

47工程もあるって本当?

香川県の伝統工芸サイト「かがわもの」は、丸亀うちわの製造工程は47にも及ぶと紹介しています。竹を割る、骨を作る、木綿糸で固定する、紙を貼る、整えるといった一連の作業を職人が担います。柄と骨が一本の竹から続く構造も、丸亀うちわを知る上で重要です。


竹の骨・和紙・糸の見どころ

うちわの骨には竹を細く均等に割いて使います。紙を貼るだけなら簡単に見えますが、風を扇ぐときに適度なしなりが必要なため、骨の厚みや広がり方が重要です。実用品として使いたい場合は、持ち手の握りやすさや重さ、顔や腕へ当たらない滑らかな仕上げも見てください。

水うちわ・渋うちわと何が違う?

種類 特徴 見どころ
丸亀うちわ 竹骨と紙の47工程 骨と柄の一体感、手作業
岐阜の水うちわ 雁皮紙の透け感 光を通す繊細な柄
渋うちわ 柿渋仕上げのものが多い 深い色・丈夫さ

水うちわ・渋うちわの違いも参考に。なお丸亀でも渋うちわが作られていますので、これらは完全に別々の分類ではありません。

現在も夏だけの製品?

丸亀市は現代のデザインうちわやインテリア用の高級うちわも紹介しています。夏に扇ぐためだけでなく、飾りとして季節の絵柄を楽しむ使い方もあります。ただし竹製は細い骨が折れやすく、湿気や曲げに注意が必要です。

買う前に確認すること

  1. 産地・工房・職人の表示
  2. 実用品か鑑賞用か
  3. 竹の骨の本数や割れ・ささくれ
  4. 和紙や布の仕上げ、塗装の方法
  5. 持ち手、重さ、寸法と収納箱

贈り物なら相手が日常的に使いたい品か、飾って楽しみたい品かも確認すると選びやすくなります。

関連する和の工芸

江戸からかみの文様、因州和紙(いんしゅうわし)も紙の工芸です。和雑貨を探すには福もの市場を、古い民芸品を探すなら掘り出し物市場を活用できます(広告・PRを含みます)。

参考資料

アイキャッチは日本のうちわの部位を示す一般資料図で、丸亀うちわの製品・製造工程を撮影したものではありません。出典:岐阜市歴史博物館編『日本のうちわ 涼と美の歴史』p.6/岐阜市歴史博物館(Wikimedia Commons掲載ファイル、再利用許可の記載あり)。

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