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宮島のしゃもじはなぜ縁起物?琵琶の形と「幸せを召し取る」由来

ふくみる編集部

広島県宮島町の店先に並ぶしゃもじ
この記事の目次

宮島のしゃもじは、広島県宮島で受け継がれる木製の杓子(しゃくし)です。ご飯をよそう日用品としての実用性に加え、「幸せを召し取る」「勝利をめしとる」という言葉遊びで、合格祈願や商売繁盛、祝いの土産物にもなってきました。

誰が宮島のしゃもじを考案した?

宮島観光協会によると、江戸時代後期に光明院の修行僧・誓真(せいしん)が考案したと伝えられます。島民の仕事を生み出すため、参詣客の土産になる品を工夫したとされ、当時から宮島の木工と観光が結びついていたことが分かります。

なぜ琵琶の形なの?

宮島観光協会は、宮島で信仰された弁財天(べんざいてん)が持つ琵琶の形をヒントに杓子が作られたと説明しています。ふくらんだ先端がご飯をすくう道具としても機能する、美しい造形です。ただし弁財天の授与品(じゅよひん)と一般の宮島産しゃもじは区別する必要があります。

「幸せをめしとる」はどういう意味?

ご飯をすくう「飯を取る」と、勝利や幸せを「召し取る」という言葉が重なることから縁起物として親しまれます。選挙、スポーツ、学業などを応援する言葉を焼印した品もあります。語呂合わせは願いを形にする文化で、品物だけで結果が保証されるわけではありません。

日用の杓子と祝い用の飾り杓子

種類主な使い方注意点
実用のしゃもじご飯をよそう食品使用可否、洗浄方法
焼印・名入れ杓子お土産や祝いの記念品飾り専用か、名入れ日数
大きな奉納用・応援用願いを掲げる取扱先や奉納方法、運搬

記事で気になった品を見比べる

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木の種類と手入れを見よう

宮島観光協会の説明では、トチ、サクラ、クワなどの木材を使う例があります。日用品として購入するときは、表面の塗装や食品利用の可否、洗い方を確かめましょう。名入れの飾り杓子は食品用の仕上げではない場合もあり、食卓での用途へ流用しないようにしてください。

贈る前に確認したいこと

  1. 実用か観賞用か
  2. 木材、塗装、食品への使用可否
  3. 希望する文字と文字数、納期
  4. 相手の好み、飾る場所、大きさ
  5. 寺社の授与品か民芸品かの違い

宮島の工芸をもっと知る

廿日市市は宮島杓子を宮島細工の代表的な一つとして紹介しています。木を使う伝統技術は、ろくろ細工や宮島彫にも発展しました。大山こまや箱根寄木細工(はこねよせぎざいく)と比べても面白いところです。

実物を探す

宮島観光協会の杓子紹介や工房・販売店の公式情報をご覧ください。和の生活雑貨は福もの市場にも入口があります(広告・PRを含む場合があります)。

参考資料

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