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神社の境内で、白無垢の花嫁と紋付袴の花婿が歩く姿を見かけたことはありませんか。「神社での結婚式って、何をするのだろう」。そんな疑問から、日本の婚礼文化を少しのぞいてみましょう。
神前式は、神さまの前で結婚を報告し、これからの歩みを誓う結婚式です。この記事では、儀式の全体像と準備の入口を紹介します。
神前式は、ふたりの節目を祈りと誓いで祝う
神社本庁は、結ばれたふたりが神前で共に家庭を築くことを誓う人生の儀礼として、神前結婚式を紹介しています。衣装や写真の印象だけでなく、ふたりがこれからの暮らしに向き合う時間として見ると、その意味が伝わってきます。[1]
また、親族で盃を交わす場面を設ける神社もあります。結婚をふたりの出来事として祝うと同時に、家族同士の新しいつながりを大切にする姿も、この婚礼の特徴です。
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今の形が広まったのは、明治時代の節目から
現在の神社で行う結婚式の普及には、1900年の皇太子、後の大正天皇の御婚儀が大きく関わります。翌1901年には、現在の東京大神宮にあたる日比谷大神宮で、その次第を基にした一般の神前結婚式が行われました。[1]
一方、家で神さまをまつり、盃を交わす婚礼の習慣はそれ以前からありました。神社本庁は、神前式をそうした家庭の婚儀も受け継いだものと説明しています。古くからの要素と、近代に整えられた式の形が重なっているのです。[1]

代表的な流れを、五つの場面で見る
細かな名称や順番は神社によって違います。まずは神社挙式研究会の式次第を参考に、儀式を五つの場面に整理してみます。これは編集部による読みやすいまとめで、全神社共通の進行表ではありません。[2]
| 場面 | 行うことの例 |
|---|---|
| 神前へ向かい、整える | 参進・修祓など |
| 結婚を報告する | 神職による祝詞奏上 |
| 盃を交わす | 三献の儀・誓盃の儀など |
| ふたりの誓いを伝える | 誓詞奏上・玉串拝礼 |
| 家族で祝い、式を結ぶ | 親族固めの盃・神前への挨拶など |
御神酒や玉串の言葉に初めて触れる方は、お神酒の意味と玉串の意味もどうぞ。知っている言葉が少し増えるだけで、式次第も読みやすくなります。
指輪交換や舞は、神社ごとの個性も
東京大神宮の式次第には、指輪交換や巫女の舞も紹介されています。指輪交換は時代に応じて取り入れられたものと説明され、舞には同社独自のものもあります。[3]
静かな式、雅楽や舞を含む式、家族中心の式。写真が似て見えても、その内容は一つではありません。見学では、どんな儀式が含まれ、誰が参列できるのかを聞いてみると、自分たちの希望と照らし合わせやすくなります。
最初に聞いておきたいこと
準備の入口は、希望する神社の婚礼窓口です。挙式日だけでなく、参列人数、衣装、控室、雨の日の移動、撮影できる場面、挙式後の会食についても、同じ窓口で確認しておきましょう。
挙式と披露宴・会食を別の場所で行うなら、移動と着替えも含めて一日の流れを考えます。人数や衣装を早く決め切るより、神社の受け入れ条件を聞いてから整えると、準備がつながりやすくなります。
ふたりで、どんな時間にしたいか
「家族と静かに節目を迎えたい」「和装で歩く姿を残したい」「誓いの言葉を丁寧に伝えたい」。気になる理由は、人によって違ってよいのだと思います。
地域の婚礼文化に目を向けるなら、香川の嫁入り菓子・おいりの記事も。結婚を祝う形には、それぞれの土地や家族が大切にしてきた楽しみがあります。
参考資料
神社本庁「神前結婚式」/神社挙式研究会「式次第」/東京大神宮「神前結婚式」
資料確認日:2026年10月13日。儀式・衣装・参列条件は神社によって異なります。準備の工夫は編集部の提案です。イラストは特定の神社や儀式を再現したものではない、オリジナルのイメージ(AI生成)です。
神社の結婚式を、もう少し知る
三三九度とは?三献の儀との関係と、お酒を飲めないときの確認/神前式の誓詞とは?ふたりで読む誓いの言葉と、当日の準備/神前式は白無垢だけ?色打掛・引き振袖と花嫁衣装の選び方/神前式に参列する服装は?洋装・和装と神社での過ごし方



