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神楽とは?神さまに奉納する舞と地域ごとの違い

ふくみる編集部

1914年ごろに撮影された神楽の舞の場面
この記事の目次

要点:神楽(かぐら)は、神さまに奉納する歌や舞、音楽を指す芸能です。神社の祭りで巫女が舞うものから、神話を演じる地域の舞台芸能まで、形は一つではありません。天岩戸の神話に登場する天宇受売命(あめのうずめのみこと)の舞は、神楽の起源を語る物語として知られます。

1914〜1918年の神楽の舞として紹介される古写真
1914〜1918年の神楽の舞として紹介される写真。Elstner Hiltonのアルバムに由来/A.Davey公開。Wikimedia Commons「Kagura-Dance-Shinto-1914.png」、CC BY 2.0(配布画像の縮小版を掲載)。撮影年は一点に確定していません。

神楽とは?神さまに奉納する歌舞

神楽は、神さまに奉納する歌や舞、演奏などを含む芸能です。神社の祭典で舞われることもあれば、地域で受け継がれてきた祭礼芸能として演じられることもあります。神社の境内には、神楽を奉納するための神楽殿(かぐらでん)が設けられている場合があります。

「神楽」と一口に言っても、全国で同じ演目や衣装が使われるわけではありません。文化庁は、各地の神楽には地域の歴史や風土を反映した多彩な姿があると紹介しています。

天岩戸の物語と天宇受売命(あめのうずめのみこと)

神楽の起源は、天照大御神(あまてらすおおみかみ)が天岩戸に隠れたとき、天宇受売命が岩戸の前で舞ったという神話に結びつけて語られます。『古事記』などに記された物語では、舞や歌、神々のにぎわいが天照大御神を外へ誘い出すきっかけになります。これは神話・伝承として伝わる起源譚であり、歴史上の出来事として断定するものではありません。

天宇受売命自身については天宇受売命とは?で、天岩戸の舞や芸能との関わりを紹介しています。神話のあらすじは天照大御神の記事もあわせてどうぞ。

物語を3行で
天照大御神が岩戸に隠れる。
天宇受売命が岩戸の前で舞い、神々が笑い声をあげる。
外の様子を気にした天照大御神が岩戸を開く——神楽はこの神話と結びついて説明されます。

神楽にはどんな種類がある?

神楽には、巫女が鈴や扇などを手に舞うもの(神社の鈴の意味も参照)、神話や土地の伝承を劇のように表現するもの、獅子舞を中心とするものなどがあります。宮中で伝承されてきた御神楽と、各地の神社や集落に伝わる里神楽という区分もありますが、地域ごとの芸能をきれいに二分できるとは限りません。名や演目、役割は保存団体や土地の由緒によって異なります。現代の巫女の務めや神職との違いは、巫女とは?で詳しく紹介しています。

神楽を鑑賞するときの見どころ
見方例楽しむときの注目点
舞い手巫女舞、神職や地域の担い手による舞鈴・扇・幣などの採物や所作
演目神話劇、土地の伝承、獅子舞など地域ごとの物語や衣装
場神社の祭典、地域の祭礼や舞台奉納の機会や地域の習わし

観覧するときに知っておきたいこと

神楽は、見せるための舞台芸能であると同時に、神前への奉納として行われるものもあります。撮影や立ち入りのルールは祭りごとに違うため、掲示や主催者の案内に従いましょう。地域の保存会が守ってきた演目には、土地の歴史や祈りが込められています。名称や由来を知ると、舞の動きや道具にも注目しやすくなります。

祭りで神さまへ捧げるものについては玉串とは?、神社の建物については本殿と拝殿の違いもご覧ください。

出典

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