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江戸切子の魚子・麻の葉・七宝とは?伝統文様の名前と見分け方

ふくみる編集部

東京・浅草で撮影された江戸切子のカットガラス
この記事の目次

江戸切子のグラスには、細かな格子の「魚子(ななこ)」、星のような「麻の葉」、丸みを帯びた「七宝」などの伝統文様が刻まれています。ガラスを削ってできる線は光を反射し、飲み物を注ぐと模様の輪郭が変わります。名前を知ると、ただキラキラしているだけではない、文様の文化が見えてきます。

江戸切子は何種類の模様がある?

江戸切子協同組合の公式サイトでは、魚子、矢来、麻の葉、七宝、六角籠目、八角籠目、菊繋ぎ、亀甲、笹の葉、蜘蛛の巣などの代表的な伝統文様を紹介しています。東京都は伝統的な文様が約20種類あるとしていますが、現在では工房独自のデザインも加わっているため、「模様は全部でちょうど20種類」と数を固定する必要はありません。

魚子・麻の葉・七宝・矢来の違い

文様 形のヒント 魅力
魚子(ななこ) 魚の卵を思わせる細かな格子 細かな光の反射
麻の葉 六角形・放射状の線 端正な星形の見た目
七宝 円が重なる形 連続する丸い線
矢来(やらい) 斜めの直線が交差する シャープで力強い格子

文様の具体的な形は、江戸切子協同組合の「代表的文様」で確認できます。

円が重なり合う七宝文様の平面図案。江戸切子の実物写真ではありません。
七宝文様の基本形を示す参考図。ガラスに彫られた江戸切子の実物とは表現が異なります。

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太武朗工房 矢来魚子紋 江戸紫グラス

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六角籠目と亀甲は同じ?

六角籠目は籠の編み目を思わせる交差する線、亀甲は亀の甲羅を思わせる六角形が基本。似た部分もありますが、彫りの組み合わせや模様の名前が異なります。籠目文様の由来と比較してみてください。

菊繋ぎや菊花はどう見分ける?

菊繋ぎは菊の花びらのような小さな形が連なる文様。菊花は花を大きく表す図柄などもあり、ガラスのカットによって違う光を生みます。厳密な形の定義や工房ごとの呼び方には差もあるため、公式の文様図と照らして確認したいところです。

文様は必ず縁起の意味を持つ?

麻の葉は健やかな成長、七宝は縁や円満、亀甲は長寿などの願いを重ねる説明があります。しかし江戸の全作品が同じ願いのために彫られたとは限りません。模様としての美しさと、現代の縁起の解釈は分けて楽しみましょう。

本物の江戸切子を選ぶポイント

江戸切子協同組合は、組合の登録商標に関する製作条件としてガラス製、手作業、主に回転道具の使用、指定地域での製作などを示しています。模様が似た安価な輸入品や機械製のカットグラスは、製作方法も産地も異なる場合があります。作者・製造元・産地表示を確認しましょう。

贈るときのチェック

  1. 文様の名前と、贈る相手の好み
  2. グラスの容量、口径、重さ
  3. 色被せガラスの色とカットの仕上げ
  4. 食洗機・熱湯などの使用可否
  5. 箱・包装・作者、工房の説明

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