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神前式で、ふたりが紙に向かい、誓いの言葉を読む場面があります。そこで読まれるのが「誓詞」。聞き慣れない言葉ですが、意味を知ると準備の見通しが立ちます。
誓詞(せいし)は、神前で伝える結婚の誓いの言葉。声に出して申し上げる場面を、誓詞奏上といいます。この記事では、祝詞との違いと、当日に向けた確認を紹介します。
誓詞と祝詞は、誰が何を伝える言葉?
神社挙式研究会の式次第では、祝詞奏上は神職が結婚を奉告して幸せを祈る場面、誓詞奏上は新郎新婦自身が誓いを申し上げる場面として紹介されています。[1]
| 言葉 | 式の中での役割 |
|---|---|
| 祝詞(のりと) | 神職が結婚を報告し、幸せを祈る |
| 誓詞(せいし) | 新郎新婦が結婚の誓いを伝える |
同じ「奏上」という言葉が付いていても、誰が伝えるかに違いがあります。式次第を見たときは、自分たちが動く場面として、誓詞奏上を確認しておくとよいでしょう。
誓詞には、どんなことが書かれている?
東京大神宮は、神さまの導きで出会ったことへの感謝や、結婚の誓いなどが記された誓詞を読み上げる儀式と説明しています。[2]
細かな文言や書式は、神社の用意するものを確認します。インターネットで見つけた例文をそのまま使うより、自分たちの式で読む原稿を受け取ってから準備するのが確実です。
自分たちの言葉を加えたい場合も、自由に全文を書き換えられるとは限りません。相談では「どの部分を自分たちで記入できますか」「言葉を加えることはできますか」と聞いてみましょう。
ふたりで読む?どちらかが読む?
明治記念館による明治神宮の案内では、新郎が本文を読み、新婦が最後に自分の名を読む例が示されています。英語・ローマ字による誓詞の用意にも触れています。[3]
読み分けは神社によって異なるため、「必ず一人が全部読む」「必ずふたりで全文を読む」と決め付けないこと。言語や読みやすさに関する希望があれば、準備の段階で共有しましょう。
準備は、原稿・読み方・立つ場所の三つから
誓詞を受け取ったら、日付、名前、読み慣れない言葉を確かめます。文章を丸暗記するかどうかより、当日どの原稿を使い、どこで開き、どう持つのかが分かると、練習しやすくなります。
| 確認すること | 準備の工夫 |
|---|---|
| 使う原稿と記入箇所 | 指定の書式を受け取り、日付や名前を確認 |
| 読み分けと読み方 | 声に出して、息を継ぎたい位置を確かめる |
| 立つ場所と持ち方 | 婚礼窓口に説明やリハーサルを相談 |
声に出す練習や表の工夫は編集部の提案です。普段より少しゆっくり読んでみると、言葉の区切りが見つかります。読み方が分からない箇所は、神社の担当者に聞いておきましょう。
誓いのあと、玉串を捧げる場面も
式次第には、誓詞奏上の近くに玉串拝礼があることも。新郎新婦が神前へ玉串を捧げ、祈りを込めて拝礼します。[1]
玉串とは何か、榊や紙垂とどう関係するのかは、玉串の意味の記事へ。枝については榊の記事も参考になります。動作は、自分たちの神社で案内される作法を確認してください。

上手に読むことだけが、目的ではないから
誓詞奏上は、これからの暮らしに向けて、ふたりが言葉を伝える時間です。緊張があるなら、原稿の準備と当日の案内を頼りに、一つずつ整えていきましょう。
式の前に「これから大切にしたいこと」を話してみるのも、誓いの意味を自分たちに近づける方法です。読む言葉の先に、ふたりの毎日が続いていくのですから。
参考資料
神社挙式研究会「式次第」/東京大神宮「誓詞奏上」/明治記念館「御儀式・誓詞・玉串の捧げ方」/大野湊神社「式次第・Q&A」
資料確認日:2026年10月13日。儀式・衣装・参列条件は神社によって異なります。準備の工夫は編集部の提案です。イラストは特定の神社や儀式を再現したものではない、オリジナルのイメージ(AI生成)です。
神社の結婚式を、もう少し知る
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