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神前式で、小さな盃を新郎新婦が交わす場面。「三三九度」という名前は知っていても、何を何回するのかは迷いやすいところです。
大切なのは、盃を交わして結びつきを確かめる意味と、式を行う神社の作法。呼び名の関係から、お酒を飲めない場合の確認まで整理します。
三三九度・三献の儀・誓盃の儀はどう違う?
東京大神宮は、大中小の盃を新郎新婦が交わす三献の儀を、三三九度とも呼ばれる儀式として紹介しています。一方、明治神宮の公式Q&Aは、昔の三三九度の順序と、現在行われる三献の儀・誓盃の儀を区別して説明しています。[1][2]
つまり、名前を見ただけで具体的な回数や順序を決めないことがポイント。同じ婚礼の盃の儀式でも、案内の呼び方や実際の進め方には違いがあります。
「三三九度」の九は、何を数える?
明治神宮のQ&Aでは、本来の形を、三つの盃それぞれで三回ずつ交わして合計九献になるものと説明しています。また、現在の一般的な神前式では、その古い形をそのまま行うとは限らないとも説明しています。[2]
「新郎新婦がそれぞれ九回飲む」といった覚え方では、実際の式とずれてしまうことがあります。数の暗記より、当日の説明で、どの盃を誰から受けるかを確認しましょう。

なぜ婚礼で盃を交わすの?
同じお供えの御神酒をいただく行為は、夫婦や親族の結びつきと関わります。神社挙式研究会も、三献の儀を夫婦の契り、親族固めの盃を家族の絆を結ぶ儀式として紹介しています。[3]
御神酒は、神前に供える酒を指します。身近な日本酒と、お供えとしての酒との関係は、お神酒と直会の記事で紹介しています。
盃を交わす姿には、同じ時間やものを分かち合う婚礼の文化が見えてきます。注がれた量を全部飲む競争ではなく、ふたりの節目を形にする場面として受け止めると分かりやすいですね。
実際の飲み方は、神社の案内を確かめる
明治記念館が案内する明治神宮の式では、小・中・大の盃を順に、新郎から新婦、新婦から新郎、新郎から新婦へ交わす例が示されています。両手で受け、三口でいただくという説明もあります。[4]
これは明治神宮の進行例です。別の神社で、同じ呼び名の儀式を行う場合も、そのまま当てはめず、事前説明で確かめてください。盃を持つ位置や返すタイミングも、その場の係が案内する内容を優先します。
お酒を飲めないときは?
明治神宮の上記の案内には、飲めない人は飲む形だけでよいとあります。[4]全神社で同じ対応とは限らないため、体質や服薬、妊娠、運転などで飲酒しない場合は、事前に婚礼窓口へ伝えておきましょう。
| 確認したいこと | 聞き方の例 |
|---|---|
| 新郎新婦が飲酒しない | 盃を口元に運ぶだけで参加できますか |
| 親族にも飲めない人がいる | 親族盃の場面では、どのように参加できますか |
| 当日の説明が気になる | 事前に盃の持ち方と流れを教えていただけますか |
上の聞き方は編集部の提案です。飲めない理由を式の最中に急いで説明するより、先に共有しておくと、その瞬間に集中しやすくなります。
数よりも、ふたりで迎えるひとときを
盃を受ける手、相手へ渡す間、家族が見守る時間。その一つひとつが、式の思い出になるかもしれません。三三九度という言葉を入口に、神前式が大切にしている結びつきを楽しんでみてください。
参考資料
東京大神宮「三献の儀」/明治神宮Q&A「三三九度の由来」/神社挙式研究会「式次第」/明治記念館「明治神宮の神前結婚式」
資料確認日:2026年10月13日。儀式・衣装・参列条件は神社によって異なります。準備の工夫は編集部の提案です。イラストは特定の神社や儀式を再現したものではない、オリジナルのイメージ(AI生成)です。
神社の結婚式を、もう少し知る
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