.jpg)
写真提供:福岡県観光連盟(写真:津屋崎人形01)
この記事の目次
津屋崎人形(つやざきにんぎょう)は、福岡県福津市の津屋崎に伝わる、彩色の鮮やかな土人形です。人の姿や動物など題材は多彩で、なかでもフクロウをかたどった「モマ笛」は小さくて愛嬌があります。土を型に入れて作る技法や音色に注目すると、同じ福岡の博多張子との違いも分かります。
写真提供:福岡県観光連盟(津屋崎人形01)。掲載写真はモマ笛そのものではなく、津屋崎人形の一例です。
津屋崎人形はどこで生まれた?
福岡県の公式観光サイト「クロスロードふくおか」では、約230年の歴史を持つ津屋崎の素焼き人形として紹介されています。古くから家に伝わる土製・石膏製の二枚型に土を詰めて成形する手押しの技法が特徴。製作年代や工房によって題材や表情が変わるため、一つの型の形が全時代共通というわけではありません。
「モマ笛」とは何?
モマはフクロウを表す地域の呼び名で、津屋崎のモマ笛はフクロウの姿をした土笛です。小さな筒状の穴に息を吹き込むと音が鳴ります。作り手の工房では大・中・小などサイズを設け、音や絵付けを楽しめる体験も紹介しています。小さい笛ほど必ず高音が出るという単純な決まりではなく、実際の音は吹き方や構造、個体差でも変わります。
フクロウはなぜ縁起のよい動物?
日本では「不苦労(ふくろう)」などの語呂合わせから、フクロウの置物に苦労の少ない暮らしを願うことがあります。モマ笛の面白さは、語呂合わせだけではありません。
手のひらに乗る土の造形、鋭い目や丸い体、手描きの色、実際に音が出る仕組みなど、工芸品として見どころがたくさんあります。飾ることで災難が起こらなくなるといった保証はありません。
張子・土鈴・モマ笛の違い
広告・PRを含みます。福津市のふるさと納税返礼品です。手作り品のため納期・個体差をご確認ください。
広告・PRを含みます。津屋崎人形のモマ笛・大小セットの出品例です。中古品の状態を確認してください。
| 品 | 材料・仕組み | 楽しみ方 |
|---|---|---|
| モマ笛 | 焼き物の土笛 | 吹いて音を鳴らす・飾る |
| 土鈴 | 中に玉が入るなどして鳴る焼き物 | 揺らして音を鳴らす・飾る |
| 張子 | 紙を貼り重ねた造形 | 軽さ・彩色・表情を楽しむ |
モマ笛を買うときのチェック
- 装飾用か、実際に吹いて使える土笛か
- 穴や吹き口に欠け・ヒビがないか
- 絵付けの顔料、表面処理、口に触れる場合の取扱い
- 作者・工房・産地・制作時期が明記されているか
- 大きさ、安定性、収納箱の有無
古い土笛は見た目の美しさとは別に衛生状態や素材が不明の場合があります。中古の作品は鑑賞用として扱い、安易に口をつけない方が安心です。
現代の工房品と古い人形
福岡県が指定する特産民工芸品には津屋崎人形が含まれます。現在の工房の新しい表現にも魅力があり、作者名が分からない古い品より新作が劣るというわけではありません。古物では底面、色の剥落、修理箇所、箱や銘を確かめ、出品者の時代判定をそのまま史実とせず比較しましょう。
関連記事と実物探索
土鈴とは?、博多張子、フクロウの置物の選び方も読んでみてください。古い郷土玩具はメルカリ掘り出し物市場、和の縁起物は福もの市場から探せます(広告・PRを含む場合があり、出品の在庫は変わります)。



