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とんぼはなぜ「勝ち虫」?武将の兜と甲州印伝に残る蜻蛉文様の意味

ふくみる編集部

葛飾北斎『桔梗に蜻蛉』の錦絵
この記事の目次

とんぼ(蜻蛉)は、武士の間で「勝ち虫(かちむし)」と呼ばれ、勇気や戦いに臨む心を象徴してきました。鎧や兜、刀の鍔、衣装などに模様として描かれ、現在も甲州印伝(こうしゅういんでん)の財布や小物に使われます。なぜとんぼが勝負の縁起物になったのでしょうか。

「勝ち虫」と呼ばれるのはなぜ?

印傳屋の伝統文様紹介や文化財図録によると、トンボは前へ進み、退かないという姿を勇ましさに見立てたため「勝ち虫」と呼ばれてきました。敵に向かって進む武士の姿勢と重ねた言い伝えです。ただし「生物としてのトンボは後ろに飛ぶ能力がない」という説明は正確ではありません。現代の生物観察ではホバリングや後退する飛行も知られます。ここでは昔の人が姿に託した願いとして理解しましょう。

戦国武将はどこへとんぼを描いた?

トンボは兜の前立、矢を入れる箙(えびら)、刀の鍔、陣羽織などに取り入れられたと伝えられます。文化遺産オンラインには江戸時代中期の「鉄地黒漆塗葵紋に虫尽し平蒔絵変わり兜」が掲載され、兜の表面に蜻蛉と蝶が描かれた実物例が確認できます。武士の好みや願いと工芸の技が結びついていることが分かります。

とんぼと兜・甲州印伝(こうしゅういんでん)の関係

甲州印伝では、鹿革に漆を置いて連続するとんぼの柄を作る製品が長く親しまれています。印傳屋は勝ち虫の柄が現在も印伝を代表する模様の一つであると説明しています。戦国時代の鎧と現代の財布では目的は違いますが、身に付けるものへとんぼを描く楽しさはつながっています。甲州印伝の鹿革と漆も参考にしてください。

記事のテーマを、もう少し楽しむ

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勝ち虫のとんぼ文様を、日常で使う鹿革の長財布から楽しむ候補です。柄・色・在庫は販売ページでご確認ください。

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ほかの縁起の動物とどう違う?

動物重ねられる意味の例主な図案
とんぼ勝負・前進武具、革小物、絣
鶴長寿・祝福婚礼衣装、器、絵画
鳳凰平和・吉兆寺院建築、染織、金工

動物のモチーフを選ぶ理由は必ずしも願掛けだけではありません。線の美しさや、身近な自然の姿を楽しむ場合もあります。

入学・試験・スポーツの応援に向く?

「一歩前へ」という気持ちを贈りたい場合に、とんぼの柄を選ぶ方法があります。ただしとんぼ模様を持てば試験や試合で必ず勝つというものではありません。相手が好きな色・素材や、実際に使える財布・小物かも考えて選びましょう。

とんぼ柄を選ぶチェック

  1. 単独のトンボか連続文様か、柄の大きさ
  2. 鹿革・織物・金属など素材と手入れ
  3. 伝統技法の品か、現代のプリントか
  4. バッグ・財布などの収納性と使い勝手
  5. 工房・作家・商品説明の由来が明確か

関連記事・福ものを探す

波千鳥の和柄、龍の置物と比べると、動物を描く日本美術の幅が見えてきます。とんぼ柄の革小物を選ぶ前に、甲州印伝の素材・収納力・手入れの確認点をご覧ください。ほかの縁起物も見比べたい方は福もの市場へ(広告・PRを含み、掲載商品と在庫は販売先で確認してください)。

参考資料

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