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天童将棋駒は押し駒・書き駒・彫り駒・彫埋・盛上でどう違う?

ふくみる編集部

山形県天童市の巨大な将棋駒。記事で比較する一般的な押し駒・書き駒等の実物見本ではなく、天童の将棋文化を示す写真

天童市の巨大将棋駒の写真。天童の将棋文化を示す文脈写真で、押し駒・書き駒・彫り駒・彫埋・盛上の各種を並べた比較写真ではありません。撮影者 Gorilla Jones、2014-05-14。Wikimedia Commons「Giant Shogi Piece in Tendo.jpg」/ CC BY-SA 4.0。

この記事の目次

将棋駒を買うとき、天童の「押し駒」「書き駒」「彫り駒」「彫埋駒」「盛上駒」という名前を知ると、製造方法と価格の違いが分かります。山形県天童市は将棋駒の代表的な産地。気軽に指す初心者用から、職人の手仕事を楽しむ上級品まで作られています。

将棋駒の5種類を先に比較

天童市の公式解説にある、製作技法ごとの区分を整理しました。一般に高価な駒ほど手間をかける例が多いものの、品質や使いやすさは作者・木材・保存状態でも変わります。

名称 作り方 特色
押し駒 文字をスタンプで印字 普及品・初心者向け
書き駒 漆で文字を直接書く 筆の表情、草書・楷書
彫り駒 印刀などで文字を彫る 彫りの深さ・文字の輪郭
彫埋駒 彫った溝を漆で埋める 表面が平らで滑らか
盛上駒 彫埋の上に漆を盛り上げる 文字の立体感・高級品

天童の駒づくりはいつ始まった?

天童市は江戸時代後期、天童織田藩の吉田大八が生活に困窮した藩士を助けるため、将棋駒づくりを奨励したと紹介しています。ただしそれ以前にも天童では駒を作っていたとされ、吉田大八を唯一の発明者と決める必要はありません。産業が広まったきっかけとして知るのが適切です。

何の木材を使う?

天童市では本黄楊(ほんつげ)、マユミ、ハクウンボク、イタヤカエデなどの材料を紹介しています。高級品に使われる本黄楊は木目が細かく、木材の杢(もく)も鑑賞の対象になります。材種だけで実用性が決まるわけではなく、木の乾燥、研磨、文字の仕上げも影響します。

「盛上駒」が一番よい?

職人が漆を盛り上げて仕上げる盛上駒は、プロ棋戦でも使われる高級品として知られます。一方、初めて将棋を覚える人には読みやすく扱いやすい普及品が向くこともあります。価格の序列より、指す目的、保管場所、持ちやすさを優先して選びましょう。

左馬の置物は将棋の駒と同じ?

天童には「馬」の文字を左右逆に書いた「左馬(ひだりうま)」という縁起物の大きな飾り駒もあります。「馬=うま」を逆から読むと「まう=舞う」になるなどの語呂を願いに重ねたものです。将棋の対局で使う駒とは用途が違うので、左馬の意味と由来も比べてみてください。

駒を買う前のチェック

  1. 実際の対局用か飾り駒か
  2. 5種類の技法、書体、木地の材質
  3. 文字の読みやすさと手触り
  4. 駒箱・駒袋・盤の有無
  5. 作者・工房・修理方法と予算

古い手彫り駒は漆や木が傷んでいる場合があります。作者銘だけで真贋を断定せず、現物を確認しましょう。

押し駒と書き駒を、使い方に合わせて見比べる

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これから対局を始める方や、普段使いの駒を選びたい方へ。

楓材の木製将棋駒。表は黒字、裏は朱字の押し字です。彫り駒ではありません。将棋盤は付属しません。

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天童将棋駒・楓楷書漆書の書き駒

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押し字とは違う筆の表情を、実際の対局でも楽しむなら。

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木工の玩具・大山こまや飛騨一位一刀彫も木の技術を楽しむ記事です。将棋駒や飾り駒は工房の公式情報を優先してください。古い縁起物や郷土玩具の例は掘り出し物市場で見られます(広告・PRを含みます)。

参考資料

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