
将棋盤と駒の一般的なイメージ。天童の左馬の飾り駒や記事で扱う特定の実物ではありません。写真:Mahmoud Adel / Unsplash
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左馬は、将棋駒の形をした飾り物に「馬」の字を左右逆に書いた、山形県天童ゆかりの縁起物です。商売繁盛や千客万来、新築祝いの品としても親しまれています。「馬なのに、なぜ将棋の駒?」と思ったら、天童という将棋の町の歴史から見てみましょう。
左馬はどこの工芸品?
天童市は将棋駒の産地として知られ、飾り駒も町を代表する工芸品です。天童市の公式案内では、左馬を商売繁盛を願う「守り駒」として紹介しています。対局に使う通常の将棋駒と違い、飾り駒は棚や店先に置いて図柄や木の風合いを楽しむためのもの。王将や左馬を大きく書いた木製の品などがあります。
「馬」の字を逆にすると何がめでたい?
天童市は、左馬にまつわる複数の言い伝えを紹介しています。
- ウマを逆に読むとマウ:「舞う」に通じ、祝いの席の舞を連想させる。
- 馬が人を引いてくる:人に引かれる馬を逆に見立て、客を招く「千客万来」の願いを重ねる。
- 巾着の形:「馬」の字の下の部分が財布の巾着に似ていると見立て、お金が逃げないことを願う。
- 左から馬に乗る:左側から乗る習いを、人生でつまずかない願いに結びつける。
これらは地域に伝わる縁起の説明で、左馬を飾れば収入や来客数が増えると証明されたわけではありません。言葉遊びや形の見立てを楽しむ文化として知ると、木の駒の表情が変わって見えます。
左馬と「王将」の飾り駒はどう違う?
| 種類 | 特徴 | 贈るとき |
|---|---|---|
| 左馬 | 左右逆の馬の文字 | 開店・開業、新築などのお祝い |
| 王将 | 将棋の王将の文字 | 将棋好きな人への記念品など |
| 小型ストラップ | 持ち歩けるサイズ | 小さな贈り物・記念品 |
飾る場所はどこがよい?
店なら受付やレジ横、住まいなら玄関・棚・和室の飾り台など、見やすく安全な場所が候補です。どちらの方向を向けないと運が逃げる、といった全国共通の決まりを作る必要はありません。高さと台座の奥行きを測り、地震や掃除で倒れない場所に置きましょう。木製品は直射日光や湿気を避け、作り手の手入れ方法を優先します。
産地や作り手を確認するポイント
天童産の将棋駒は、木材や書体、彫り・書きの技法によって見た目が変わります。「天童の飾り駒」と表示されていても、製作工房や商品の素材はそれぞれ。木目の美しさ、文字の勢い、裏書きや箱の有無を比べましょう。古い駒の年代表記は、出品者の説明だけで断定せず、銘や関連資料も確認したいところです。
こんな人への贈り物に
- 新しくお店を開いた人へ:置き場所を確認して小ぶりな飾り駒
- 将棋が好きな人へ:作り手の書体や彫りの個性が分かる品
- 新居に移った人へ:大きすぎず家具に馴染む木の色合い
開店祝いだからといって必ず大きな左馬が必要なわけではありません。飾る場所に合う寸法、贈る相手の好みを優先しましょう。
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開店祝いの縁起物の選び方や玄関に飾る縁起物、古い郷土玩具を調べるポイントも参考にしてください。新品・定番は福もの市場、一点ものはメルカリ掘り出し物市場から探せます。売り切れや作者不詳の品もあるため、説明と写真の確認をお願いします(広告・PRを含みます)。
参考資料
アイキャッチは一般的な将棋のイメージ写真です。天童の左馬飾り駒の実物写真ではありません。写真:Mahmoud Adel / Unsplash(Unsplash License)。
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