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新田義貞・脇屋義助・新田義宗とは?愛媛の新田神社をたどる

ふくみる編集部

武将の記憶をモチーフにした兜と太刀のAI創作イラスト

ふくみる制作のAI創作イメージ。実在の人物・奉納品・文化財・祭礼の様子を再現したものではありません。

この記事の目次

新田義貞にったよしさだ、脇屋義助わきやよしすけ、新田義宗にったよしむねは、愛媛県松山市の新田神社で祀られる人物です。同じ新田神社という名前でも、土地ごとに祭神や伝承は異なります。三人の名前を手がかりに、地域のお社をたどってみましょう。

武将の記憶を受け継ぐ信仰のAI創作イラスト
武将の記憶を受け継ぐ信仰をモチーフにした、ふくみるのAI創作イメージです。実在の人物の肖像・神像・文化財・現地風景の再現ではありません。

新田義貞を祀るお社

松山市立岩米之野の新田神社は、義貞を義助・義宗とともに祀ります。一方、西予市宇和町野田の新田神社には、義貞・義興・義宗と楠木正成が祀られています。お社の名だけで祭神を決めず、一社ずつ由緒を読むと、武将を祀る信仰の広がりが見えてきます。

脇屋義助と、病を遠ざけたい願い

立岩米之野の神社の由緒には、義助がこの地で病にかかったことにちなみ、疫病を避ける願いを託して祀ったと記されています。地域に受け継がれた信仰の説明であり、参拝によって病気を防げるという意味ではありません。

このお社には、年の初めに弓を使う祈りを行う習わしもあります。神社庁は、近くの籠御前社と交互に、隔年で行うと紹介しています。毎年同じ場所で行われる祭りとは区別して訪ねたい行事です。

新田義宗にまつわる各地の伝承

義宗を主祭神とするお社は、四国中央市川滝町や内子町にもあります。内子町の新田八幡神社は、義宗が伊予へ渡り、のちに中田渡に住んだという由緒を伝えています。土地に残る物語として紹介される経歴は、史料で確定した人物伝とは分けて読むとよいでしょう。

新田義治を祀る西条のお社

新田義治にったよしはるも、愛媛の新田神社で祀られる人物です。愛媛県神社庁は、西条市小松町安井の新田神社の主祭神として、義宗と義治の二人を記しています。名前が似ていますが、資料では別々の祭神として挙げられています。

この神社の由緒欄は詳しい起源を不明としています。そのため、義治が当地へ来た経緯などを推測で補わず、現在確認できる祭祀を紹介します。例祭は10月14日。境内には山の神などを祀る小さなお社もあります。

義貞の次男・義興については、新田義興と矢口の渡しの物語をご覧ください。

春にも秋にも、異なる祭りの日

神社庁の例祭案内では、西予市宇和町野田が3月15日、松山市立岩米之野が10月9日、西条市小松町安井が10月14日、四国中央市川滝町が10月15日です。内子町の新田八幡神社は10月最終の土・日曜日とされ、日付が年によって変わります。

同じ名前のお社を比べると、神様の名前だけでなく、季節の行事や地元の記憶にも出会えます。実際に出かける際は、その年の開催案内を確かめてください。

あわせて知りたい神様

南部信直、南部利直、菅原道真公・天神さま。地域ごとに異なる信仰や伝承も、あわせてたどってみてください。

出典・参考資料

出典確認日:2026年10月25日。祭礼の時刻・参拝案内は各神社の最新のお知らせをご確認ください。

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