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九谷五彩とは?緑・黄・紫・赤・紺青の違いと古九谷・吉田屋・木米

ふくみる編集部

江戸時代の九谷焼の色絵鉢
この記事の目次

九谷焼の「九谷五彩(くたにごさい)」は、緑・黄・紫・赤・紺青の5色を基本とする色絵付けです。器や花瓶を大きな色面で覆い、花鳥や風景を大胆に描く作品が知られています。ただし、五彩といってもすべての作品に必ず五色を使うわけではありません。古九谷、吉田屋、木米など、時代と画風で違いがあります。

九谷五彩(くたにごさい)を見分ける

色 呼び方の例 見どころ
緑 青・青手とも関わる 大きな面に塗る深い緑
黄 黄色 花びら・地色の鮮やかさ
紫 紫色 緑や黄との対比
赤 赤色 人物・金彩などとの組合せ
紺青 紺青色 深い青との配色

石川県教育委員会の文化財解説では、古九谷の五彩と、赤を使わない青手・塗埋の表現が紹介されています。

古九谷とはいつの焼き物?

石川県立美術館は、江戸初期の17世紀半ばに九谷村周辺で焼かれた作品を「古九谷」と呼び、約100年後から発達したものを「再興九谷」と説明しています。骨董品の「古九谷風」「古九谷写し」は作風を示す可能性があり、必ず17世紀の現物という意味ではありません。真贋や製作年代には専門的な確認が必要です。

吉田屋と木米の違い

九谷焼の産業団体によれば、吉田屋は赤を使わず緑・黄・紫・紺青などで塗り埋める青手を代表する画風。木米(もくべえ)は赤い地に人物や五彩を描く表現が知られます。古九谷・吉田屋・木米は単なる色のランク分けではなく、歴史や画風が異なる名称です。

上絵付けはどういう技法?

器を焼いてから表面に色絵を施し、再び焼成する方法を上絵付けと呼びます。九谷焼では色の盛り上がりや厚みが見どころで、描く作家により線や配色が異なります。絵付けの体験で色を一つずつ置いてみると、職人技を理解する助けになります。

花瓶・器・置物で選び方は変わる?

器の場合は食品使用可否・電子レンジ・食洗機対応を最初に確認。金彩や金属成分を使う製品は電子レンジ使用ができない場合があります。花瓶なら水漏れと安定性、動物の置物なら細部の欠けや耐久性を見ましょう。色絵の華やかさだけで「何でも食器として使える」と決めつけないことが重要です。

購入前のチェックリスト

  1. 作者・窯元・産地の表示
  2. 五彩、赤絵、青手など画風の説明
  3. 現行作家品か古物か、制作年代の根拠
  4. 釉薬の剥がれ・ヒビ・修復跡
  5. 飲食用か観賞用か、取扱条件

関連する焼き物と福もの市場

有田焼・伊万里焼・古伊万里の違い、備前焼(びぜんやき)の焼き締めと比べると、色絵の豊かさが分かります。九谷焼の縁起モチーフや和食器は福もの市場が入口です(広告・PRを含み、個別商品の掲載・在庫は販売先で確認してください)。

参考資料

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