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肥前びーどろとは?佐賀の宙吹きガラス「ジャッパン吹き」と器の選び方

ふくみる編集部

高温のガラスを成形する職人の作業風景(肥前びーどろの工房・作品そのものではありません)

ガラス制作の参考イメージ。佐賀の肥前びーどろや副島硝子工業の工房・作品を撮影した写真ではありません。写真:Antoine Pouligny / Unsplash

この記事の目次

「肥前びーどろ」は、佐賀市で受け継がれる手吹きガラスの伝統工芸です。透明感のある酒器や小鉢、色ガラスの柔らかな輪郭などが魅力。高温のガラスを型に押し込まず、宙で息を吹き込んで形にする「宙吹き(ちゅうぶき)」や、特徴的な「ジャッパン吹き」という技法が知られています。

肥前びーどろの歴史は佐賀藩の研究所から

佐賀県立佐賀城本丸歴史館によれば、幕末の佐賀藩は1852年に科学技術を研究する「精煉方(せいれんかた)」を設立し、理化学用のガラス器具を製作しました。

この技術が民間のガラス製造へ受け継がれ、のちの肥前びーどろにつながったとされます。現在の工房の代表的な製法・作品まで当時と完全に同じだったということではなく、技術の変化も含めて歴史を見たいところです。

「ジャッパン吹き」とはどんな技法?

佐賀県の公式工芸品紹介によると、金属管だけでなくガラス製の吹き竿を使う独特の宙吹き技法が「ジャッパン吹き」と呼ばれます。二本の竿を使う作業が「二刀流吹き」と紹介されることもあります。高温の溶けたガラスを少しずつ形づくり、口や持ち手を整える職人技です。名称は技法を示すもので、佐賀産のガラス器すべてが同じ工程で作られているとは限りません。

酒器・タンブラー・小鉢を比べよう

種類 楽しみ 選ぶ前の確認
酒器・ちろり 透明な器の線と色合い 容量、持ち手、耐熱・温度条件
タンブラー 手に触れる形とガラスの厚み 口径、容量、洗い方
小鉢・皿 色の重なりと食卓の光 食品使用可否、食洗機の可否
花器 曲線と光の反射 安定性、水量、底面

ガラスの「気泡」は失敗なの?

手吹きの器には、微細な泡、厚みの揺らぎ、同じ色でも濃淡の違いが見られる場合があります。製造者が「手作りならではの個性」と案内している範囲と、実際の傷・欠け・使用に支障のあるひびは分けて確認しましょう。手仕事だから欠陥も無条件に受け入れる必要がある、ということではありません。

電子レンジや食洗機で使える?

伝統的な吹きガラスの器でも、電子レンジ・食洗機・熱湯が使えるとは限りません。各商品の耐熱性と取扱説明を優先してください。冷たいガラスへ急に熱湯を注ぐなどの急激な温度変化は破損につながるおそれがあります。口や縁に欠けがある器は使わず、観賞用と食品用も確認しましょう。

工房の作品を選ぶなら

佐賀市の公式紹介では、副島硝子工業が肥前びーどろの製造元として挙げられています。透明・青・赤などの色、二つとない曲線、金箔・銀箔などの表現にも注目してみましょう。作り手が分かる作品は制作技法や用途の案内が確認しやすく、長く楽しむ助けになります。現地で買う場合も営業時間や在庫は公式情報を確認してください。

記事で気になった品を見比べる

広告・PR|価格・在庫は販売ページで確認できます。メルカリは出品ごとに状態が異なります。

贈り物で選ぶときのポイント

  1. 飲用・花器など贈る相手の使用目的
  2. 容量・直径・高さと持ちやすさ
  3. 耐熱ガラスかどうか、食洗機使用の可否
  4. 個体差・色の濃淡、外箱・包装
  5. 配送中の割れや到着後の初期不良対応

実物を探す・読み比べる

土の民芸品・津屋崎人形(つやざきにんぎょう)、土鈴の技法などと比べると、佐賀や九州の素材文化が広がります。肥前びーどろの現行品は製造元の公式サイトで技法や品目を確認し、ほかの和雑貨の発見は福もの市場へ(広告・PRを含む場合があります)。

参考資料

アイキャッチ画像はガラス制作のイメージ写真です。佐賀の肥前びーどろや副島硝子工業の工房・作品を撮影したものではありません。写真:Antoine Pouligny / Unsplash(Unsplash License)

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