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福寿草はなぜ縁起がよい?「元日草」の名前と正月鉢植えの選び方

ふくみる編集部

早春に咲く福寿草の黄色い花

写真:Alpsdake / CC BY-SA 3.0

この記事の目次

福寿草(フクジュソウ)は、早春に黄金色の花を開く、縁起のよい名前を持つ植物です。「福」と「寿」というめでたい文字から、正月の鉢植えや季節の贈り物として親しまれています。ただし、見た目が美しい一方で全草に強い毒性があるため、観賞用として安全に扱うことが重要です。

「福寿草」の名前はどこから?

日本薬学会の解説によると、江戸時代には早春に咲いて春を知らせる植物として「福告ぐ草(フクツグソウ)」という名が使われたとされます。のちにめでたい「寿」の字を使う「福寿草」になったという説明があります。これは名前の由来についての一説で、必ず一つの地域・人物が改名したと断定できるわけではありません。

なぜ「元日草」とも呼ばれる?

福寿草には「元日草」「朔日草(ついたちそう)」という別名があります。日本薬学会によれば、旧暦の正月ごろに咲き始めることから付けられたとされます。現代の新暦1月1日には自然に開花しない地域も多く、年末に売られる鉢植えは促成栽培などで花を咲かせている場合があります。

福寿草とフキノトウは別物

福寿草の芽はフキノトウと見間違えやすく、食べると重い中毒を起こすおそれがあります。東京生薬協会は福寿草を有毒植物として紹介し、全草に強心配糖体を含むと注意しています。春先に見つけた芽を「山菜かな」と自己判断で採って食べないでください。料理や薬用に利用することも避けましょう。

観賞用の鉢植えを選ぶなら

確認すること 目安 注意点
花やつぼみ 開花前後の姿を楽しむ 天候で花が閉じることがある
鉢・土 安定した鉢、乾湿の状態を確認 水のやりすぎや乾燥に注意
名札 品種・産地・管理方法を確認 似た植物と混同しない
家の環境 日当たりと置き場 子どもやペットが触れない場所へ

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花が閉じるのは枯れたから?

福寿草の花は日差しのあるときに開き、曇りや夜間には閉じる習性があります。閉じたからといってすぐに枯れたと判断する必要はありません。購入した鉢の品種や生育状況に合う管理方法を園芸店で確認し、急な高温、長時間の乾燥、過度の水やりを避けましょう。

鉢植えを正月に贈るときの注意

縁起のよい名前は贈り物として魅力ですが、福寿草は食用植物ではありません。ペットや子どもがいる家、食品を扱う場所などに贈る場合は、事前に置き場所や管理できるかを確かめるのが安全です。相手が望まない場合は、福寿草を描いた手ぬぐいや和紙など、植物そのものではない贈り物を選ぶ方法もあります。

福寿草の種類・園芸品種にも注目

東京生薬協会は、日本に分布する福寿草の仲間には複数の種があり、園芸では「福寿海(フクジュカイ)」などの品種が流通すると紹介しています。名前に「福」があっても植物として同一の品種とは限りません。購入時にはラベルを確認し、山から掘り採って持ち帰ることを避けてください。

正月のほかの植物と見比べる

赤い実をつける千両・万両・南天の違い、常緑の松に願いを込める松竹梅の意味などもどうぞ。和柄の雑貨を探すなら福もの市場へ(広告・PRを含む場合があります)。

参考資料

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