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方位除けのお守りとは?八方除と厄除の違い・引っ越し前の選び方

ふくみる編集部

寒川神社の拝殿。神の姿を撮影した写真ではありません。

写真:Saigen Jiro / CC0

この記事の目次

方位除けのお守りを探しているなら、最初に確認したいのは「何を願って受けたいか」です。引っ越しの方角が気になるのか、家を建てる節目なのか、厄年の祈願を考えているのか。似た言葉でも神社のご祈願名や授与品は同じとは限りません。

この記事では、方位除け・八方除・厄除の使い分けと、授与所で迷わないための選び方を公式資料から整理します。「持っているだけで災いが起こらなくなる」といった効果を保証するものではなく、神社に伝わる信仰として紹介します。

神奈川県の寒川神社の拝殿。八方除の信仰にゆかりがある神社の参考写真
写真:Saigen Jiro/Wikimedia Commons/CC0。神社の実景写真であり、お守りそのものの写真ではありません。

方位除けとは?八方除と同じ意味?

「方位除け」は、転居や建築などで方角が気になるときに、無事を願う文脈で使われる言葉です。ただし、全国の神社が同じ名称・同じ受付方法で授与しているわけではありません。まずは参拝したい神社の正式な祈願名を確認しましょう。

神奈川県の寒川神社公式サイトでは、八方除(はっぽうよけ)を、地相・家相・方位・日柄などに関わる災いを避けることを願う信仰として説明しています。同社では「八方除」と「転宅方除」「新築改築方除」「厄除」が祈願の案内に並んでいます。つまり、八方除をすべての方位除けと同一視したり、厄除と完全に同じだと決めつけたりしないことが大切です。

八方除・方位除け・厄除の違いを比較

言葉・祈願 主に気にすること 申し込み前の確認点
方位除け 転居・移動・家の方角などに関する不安や節目 神社ごとに祈願名や考え方を確認
八方除 寒川神社が案内する、方位・地相・家相・日柄などに関わる災いを避ける祈願 八方除と、個別の転宅方除・新築改築方除のどれを受けるか相談
厄除・厄払い 厄年や人生の節目を意識して、心身の平穏を願うこと 年齢による厄年だけでなく神社の受付案内を確認
お守り・お神札 受けた後の持ち歩き方、家庭での祀り方 授与される品の形・置き方は授与元の説明を優先

上表は一般的な選び方の整理です。寒川神社は御祈祷のご案内で、願いの内容を伝えて受付で相談するよう案内しています。祈願名の選択で迷う場合は、自己判断で複数申し込む前に相談すると確実です。

引っ越し・新築なら何を選ぶ?

転居が決まった人なら「転宅方除」、家の新築・改築を予定している人なら「新築改築方除」といった名称が実際の祈願一覧にあります。ただし、これらは寒川神社の公式表記であり、全国共通のメニューではありません。

引っ越し前に「この方角は絶対に悪いのか」と心配になることもあります。寒川神社の公式FAQでは、方位の吉凶に関係なく八方除の祈祷を受け付けると説明しています。「占いで凶と出たから必ず何かが起きる」という意味ではありません。

具体的には、①願いの内容 ②祈願を受けるか、お守りだけを受けるか ③授与品の種類 ④受付時間・予約の要否を先に公式サイトで確認しておくと、当日選びやすくなります。

お守りとお神札はどう使い分ける?

神社本庁の公式解説では、お守りは身につけて持ち、お神札は神棚などで家庭に祀るものと説明しています。方位除けに関連する授与品でも、袋型の守り、板状のお神札など、形によって取り扱いは異なります。

家のどの方角に置くか、複数の札をどの順序で祀るかについては、特定の神社から受けた授与品の説明書きを優先しましょう。ネットで見た別の神社の配置をそのまま当てはめる必要はありません。

また、ご祈祷の授与品を受ける場合と、市販の木製お札立てを買う場合は別の話です。後者は神具・収納用品であり、それ自体がご祈祷済みの授与品になるわけではありません。

授与品の選び方・持ち歩き方

  1. 願いを一言にする:転居、新築、仕事の移動など、何を願うか整理する。
  2. 公式情報を見る:神社の祈願一覧・授与所・受付の案内を確認する。
  3. 置き場所を考える:携帯する袋型と、家庭に祀るお神札は混同しない。
  4. 扱い方を確認:受けた神社の説明に従い、汚損や紛失を避ける。

厄年について詳しく知りたい人は前厄・本厄・後厄の考え方、寒川神社の信仰の背景を知りたい人は寒川比古命・寒川比女命と八方除も参考になります。

よくある質問

方位除けは厄年でなくても受けられる?

寒川神社の案内では、八方除と厄除は別の祈願項目として掲載されています。厄年かどうかだけで判断せず、願いの内容を伝えて神職に相談しましょう。

お守りを複数持っても大丈夫?

神社本庁は、お守りを複数持つことで神さま同士が争うと心配する必要はないと説明しています。詳しくはお守りを複数持つと神様がけんかする?をご覧ください。

古いお守りはいつ返す?

年末年始に納めて新しく受ける習わしがありますが、授与元の案内や願いの区切りに合わせて考えましょう。古いお守り・お神札の返納方法も役立ちます。

まとめ|方角より先に、願いと授与品の形を確認

方位除けを選ぶときは、「八方除」という祈願名だけでなく、転宅方除・新築改築方除・厄除など、神社が実際に案内する言葉を確認しましょう。受けた品の扱い方は授与元の説明に従い、方位の吉凶を不安の決めつけに使わないことが大切です。

参考資料

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