
ふくみる制作のAI創作イメージ。実在の人物の肖像・神像・文化財・現地風景を再現したものではありません。
この記事の目次
豊玉彦命は、愛媛県宇和島市の綿津見神社で漁業の神として祀られる神様です。この記事では、神社庁の資料に記された祭神名を手がかりに、海辺の夏祭りと、青森県八戸市にあるお社を紹介します。

北灘で、海の暮らしを支える祈り
愛媛県神社庁は、宇和島市津島町北灘の綿津見神社の主祭神を豊玉彦命と記しています。由緒では、地域の漁を営む網主たちが豊玉彦・豊玉姫を祀ったことが始まりとされます。魚をとる仕事、海へ出る人の無事、地域の暮らしが結びついた信仰です。
7月20日、神輿が海を渡る
祭礼案内は7月20日を例祭・神幸祭の日としています。神幸祭は、神様が神輿などでお出ましになるお祭り。由緒には、網主が交代で船を用意し、神輿を乗せて北灘湾を巡ると記されています。陸の道を進む行列とは違い、海そのものが祭りの舞台になるところが印象的です。
同じ案内には、北灘漁協が主催するペーロン競漕も掲載されています。これは船をこぐ速さを競う催しです。参拝や見学を計画する際は、開催年の実施案内も確かめましょう。
八戸の山のお社にも見える神名
青森県神社庁三八支部は、八戸市南郷島守の龍興山神社の祭神を「豊玉彦之命」と記しています。神社へ向かう道には大きな岩や古い松・杉があり、山の中のお社として紹介されています。由緒に登場する平重盛の話は、社伝として受け継がれる伝説です。
こちらの例祭は6月の第1土・日曜日。北灘の7月20日とは別の祭りです。同じような神名が見えても、地域の由緒や祭日を一つにまとめず、それぞれのお社の話としてたどると、発見が広がります。
神名と地域の信仰を分けて読む
海の神を扱う神話には、綿津見神など複数の呼び方が登場します。ここでは各神社が掲げる祭神名を紹介しています。神話上の名前の違いや綿津見三神については、関連する綿津見神の記事もあわせて読んでみてください。
あわせて知りたい神様
綿津見神、豊玉毘売命。地域ごとに異なる信仰や伝承も、あわせてたどってみてください。
出典・参考資料
出典確認日:2026年10月25日。祭礼の時刻・参拝案内は各神社の最新のお知らせをご確認ください。



