本文へスキップ
ふくみる
メニュー
ホーム / 読みもの

FUKUMIRU

津軽塗とは?唐塗・七々子塗・紋紗塗・錦塗の4技法を比較

ふくみる編集部

青森県津軽地方の伝統漆器、津軽塗
この記事の目次

津軽塗(つがるぬり)は、青森県弘前市を中心に作られる、漆を重ねて研ぎ出す技法で知られる伝統工芸です。表面に色の斑点が浮かぶ唐塗をはじめ、七々子塗、紋紗塗、錦塗などの技法があります。箸・盆・器・小箱などの色柄をよく見ると、重ねた漆の層が織りなす奥行きが感じられます。

「津軽塗(つがるぬり)」は唐塗だけではない

青森県の公式紹介によると津軽塗には四つの代表的な技法があります。唐塗は模様を漆で重ねて研ぐ、多彩な斑点が特色。七々子塗は菜種を使った細かな粒状の模様。紋紗塗は黒と艶消しの対比を生かした柄。錦塗は複雑な模様を鮮やかに重ねる技法です。使われる素材や表情は品ごとに変わるため、写真だけで全工程を決めつけないことも大切です。

技法 見た目の特徴 見どころ
唐塗 色斑が重なる模様 研ぎ出しの深い色彩
七々子塗 細かな粒状の連続 菜種を使う模様
紋紗塗 艶と艶消しの対比 落ち着いた黒の質感
錦塗 明るく精緻な多色模様 複合的な柄の技巧

なぜ何度も塗って研ぎ出す?

代表的な唐塗は、何度も漆を塗り重ね、乾かし、表面を磨いて色の層を出します。青森県の資料では唐塗の工程に約48の手順があると紹介されています。単に最後に模様を描くのではなく、下層の色が見えるまで丁寧に研ぎ出す手間を楽しむ工芸です。

津軽塗(つがるぬり)の歴史はいつごろ?

弘前藩の保護を受け、江戸時代から制作が発達しました。藩の工芸として技法を研究し、調度や武具などにも用いられてきました。現在は地域の製造者による器・食卓用品・装身具など、暮らしに合う作品も作られています。

川連漆器(かわつらしっき)とどう違う?

記事で気になった品を見比べる

楽天市場・PR

津軽塗たなか 唐塗の箸「赤々」

津軽塗たなか 唐塗の箸「赤々」

楽天市場の商品 津軽塗たなか 唐塗の箸「赤々」 手作り品のため色・模様には個体差があります。

商品・仕様を見る

メルカリ・PR

津軽塗・唐塗の箸

津軽塗・唐塗の箸

津軽塗の箸 津軽塗・唐塗の箸 中古品の状態・サイズ・在庫は出品ページでご確認ください。

写真・状態を見る

広告・PR|価格・在庫は販売ページで確認できます。メルカリは出品ごとに状態が異なります。

同じ漆器でも秋田の川連漆器は塗り立ての「花塗り」を特徴とします。一方、津軽塗では塗り重ねた層を研ぎ出す模様の表現が有名です。川連漆器の花塗りを比べると、漆の表面に注目するだけでも違いが見えます。

箸・盆・器の選び方

  1. 唐塗などの技法が説明されているか
  2. 木地や漆、ウレタンなどの材料表示
  3. 食品用として使える品か、鑑賞用か
  4. 食洗機・熱湯・電子レンジへの対応
  5. 工房名・制作年・修理の方法

高価な漆器でも食洗機や強い洗剤に対応しているとは限りません。使った後は柔らかい布で水分を拭くなど、各製品の取扱説明を優先してください。

日常に取り入れるなら

小さな箸置きや名刺入れなら色柄の違いを楽しみやすく、食卓で使う器なら持ちやすさや重さも大切です。漆の柄があることで運勢が変わるというものではなく、土地の技と表面の美を生活で楽しむ品として選びたいですね。

関連記事・福もの市場

若狭塗箸の研ぎ出しや甲州印伝の鹿革と漆とも比較できます。和の工芸品を探す入口は福もの市場です。古い一点ものは掘り出し物市場へ(広告・PRを含みます)。

参考資料

こんな福の話もあります