
北海道神宮頓宮のお守り|撮影:Pundit / Wikimedia Commons / CC BY-SA 4.0
この記事の目次
- お守りを複数持っても、神様同士が必ず「ケンカする」という公式ルールはありません。
- 大切なのは、それぞれの授与品を粗末に扱わず意味を意識することです。
- 不安をあおる俗説より、寺社の公式案内を優先して考えます。
旅行先でお守りを受けたあと、「家には別の神社のお守りもある。神様同士がケンカしない?」と心配になることがあります。
この疑問に、伊勢神宮の公式案内はかなり明快に答えています。複数のお守りを持っても、神様がケンカすることはないとしています。
「神様がケンカする」は俗説
伊勢神宮の初心者向け案内では、「お守りをたくさん持つと大切にしない」という戒めに尾ひれがつき、「神様がケンカする」という俗説が生まれたのではないかと説明しています。
複数のお守りを持つことは、それぞれの神様からご加護をいただく意味があり、神様がケンカすることはないと明記されています。
問題は「数」より、雑に扱っていないか
たくさん持つこと自体を怖がるより、どこで受けた何のお守りか分からなくなり、引き出しの底で忘れてしまう状態を見直す方が現実的です。
旅行のお守り、交通安全、学業、仕事。受けた日や寺社名をメモしておけば、それぞれの由緒を思い出しやすくなります。
財布に全部入れなくてもいい
お守りの形や大きさ、授与元の案内によって持ち方は違います。鞄につける、家で大切に保管するなど、自分の生活に合う方法を考えましょう。特殊な扱いが案内されている場合は、その寺社の説明を優先します。
一年たったら必ず効力ゼロ?
古いお守りの返納時期や扱いは寺社によって案内が異なります。「一年を過ぎた瞬間に悪いものになる」と不安をあおる必要はありません。新年など節目に感謝を込めて返す習慣はありますが、具体的な受付は授与元や近くの神社へ確認しましょう。
古札納所は、何でも入れる箱ではない
伊勢神宮のFAQでは、古札納所で古いお神札やお守りを受ける一方、注連縄や置物などは預からないと案内しています。市販の縁起物や雑貨まで一緒に入れないことが大切です。
市販の「お守り風グッズ」は別
お守り袋のようなデザインのキーホルダーや、開運と書かれた雑貨もあります。かわいいものを楽しむことはできますが、特定寺社の授与品とは別です。
授与品と市販品の違いはこちらへ。
参考にした資料
伊勢神宮「はじめての神宮・参拝編」、「よくあるご質問」を参照。資料確認日:2026年10月6日。