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狛犬はなぜ左右にいる? 阿形・吽形と神社の守り手

ふくみる編集部

高尾山の神社に置かれた狛犬
この記事の目次
狛犬を見分けるポイント

  • 神社の社殿や参道を守る一対の像としてよく見られる。
  • 口を開けた「阿形」と閉じた「吽形」の組み合わせが代表的。
  • 地域・神社ごとに姿も配置も異なり、狐や牛などが神使として置かれる例もある。

狛犬は何のためにいる?

狛犬は、神社の社殿や境内に置かれ、邪気を祓い神前を守る存在とされています。犬に似ていますが、獅子と獅子形の想像上の動物を一対にした像と説明されます。神社本庁によれば、シルクロードを通り、中国から朝鮮半島の高麗を経て伝わったため「高麗犬」と呼ばれた、という説もあります。起源や伝来には諸説があるため、一つの説明を確定した歴史として扱わないようにしましょう。

阿形と吽形の違い

狛犬の一対は、口を開けた阿形(あぎょう)と、口を閉じた吽形(うんぎょう)で表されることが多くあります。奈良国立博物館も、狛犬を阿形・吽形の一対として解説しています。「阿」「吽」は、口の開閉による対照を表し、寺社の仁王像などにも見られる形です。ただし、すべての神社で同じ姿・配置というわけではありません。

見どころ よく見られる特徴 境内での楽しみ方
口元 阿形は口を開き、吽形は閉じる 左右を見比べる
素材 石のほか、木・陶器・金属など 社殿内の像にも目を向ける
姿 表情や装飾は土地ごとに多様 たてがみ、角、尾などを観察

狛犬ではなく、狐や牛のことも

神社によっては狛犬の代わりに狐や牛などの像を見かけます。神社本庁は、稲荷神社の狐や天満宮の牛を、祀られる神さまにゆかりの深い「神使」と紹介しています。狛犬の表情や形も神社・地域で違います。鳥居をくぐった先で、像が何をくわえているか、どちらを向いているかを眺めると、境内の個性に気づけます。鳥居の意味や、氏神さまについての記事もあわせてどうぞ。

見学のときは

狛犬は神前を守る像です。触れたり登ったりせず、境内の案内に従って静かに鑑賞しましょう。狛犬がいない神社にも、それぞれの由緒や神使があります。

出典・画像