
写真:N yotarou / CC BY 2.5
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秋の七草は、萩(はぎ)、尾花(おばな)、葛(くず)、撫子(なでしこ)、女郎花(おみなえし)、藤袴(ふじばかま)、桔梗(ききょう)の七つです。1月7日に七草粥として食べる「春の七草」と異なり、秋の草花を眺めて季節を感じる文化として知られます。
秋の七草一覧|名前と見分ける手がかり
| 名前・読み | 見どころ | 注意したい点 |
|---|---|---|
| 萩・はぎ | 細枝に咲く小さな花 | 種類が複数ある |
| 尾花・おばな | ススキの穂 | 穂や葉で皮膚を切らないように |
| 葛・くず | つるに咲く赤紫色の花 | 大きく繁茂する植物 |
| 撫子・なでしこ | 細く切れ込む花びら | カワラナデシコ等がある |
| 女郎花・おみなえし | 黄色い小花の集まり | 似た花との識別が必要 |
| 藤袴・ふじばかま | 淡紫色の小さな花 | 自生の個体に配慮 |
| 桔梗・ききょう | 星のように開く青紫の花 | 園芸品種も多い |
『万葉集』の山上憶良が数えた七草
国土交通省近畿地方整備局は、秋の七草を山上憶良(やまのうえのおくら)の歌に由来すると紹介しています。歌に並ぶのは「萩の花、尾花、葛花、撫子の花、女郎花、藤袴、朝貌の花」。
最後の「朝貌(あさがお)」は現在の園芸用アサガオと同じとは限らず、一般には桔梗と考えられていますが、古い植物名の解釈には議論があることも覚えておきましょう。
覚え方は「おすきなふくは」
頭文字を組み替えると「おみなえし・すすき・ききょう・なでしこ・ふじばかま・くず・はぎ」で「おすきなふくは」と覚える方法があります。「お好きな服は?」と問いかけるつもりで声に出すと、七つを思い出しやすくなります。
秋の七草と春の七草はなぜ違う?
春の七草はせり・なずな・ごぎょう・はこべら・ほとけのざ・すずな・すずしろの七つで、七草粥に入れて食べる習わしが知られます。秋の七草は歌に詠まれた草花を観賞するものとして伝わるため、七草を全部食べる風習ではありません。春の七草と七草粥を見比べると季節感の違いが分かります。
秋の七草は食べられる?
原則として、七つまとめて食用にするものではありません。クズの根などが加工食品に利用される例はありますが、道端の葛の花・藤袴や女郎花などを自分で採って食べるのはやめましょう。植物の同定間違い、農薬、保護区域や採集規制などの問題があります。薬効を自己判断で期待して煎じる行為も避けてください。
家で楽しむなら何を飾る?
ススキと秋の草花を花瓶に生ける、秋の七草を描いた手ぬぐいを飾る、博物画や和紙小物を選ぶといった方法があります。生花は花粉や茎の鋭さに注意し、子どもやペットが触れない場所に置くと安心です。屋外で観察する場合は花を採るより、写真やスケッチで残すと自然を守りながら楽しめます。
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十三夜の月見、月見団子の地域差も秋の文化。和の植物画や小物は福もの市場で探す入口があります(広告・PRを含み、品ぞろえは変わります)。



