
御朱印帳|撮影:Immanuelle / Wikimedia Commons / CC BY 4.0
この記事の目次
神社で御朱印をいただいた後、お寺にも参拝する予定。「御朱印帳は同じ一冊で大丈夫?」「二冊買って分けた方がいい?」と迷うことがあります。すでに両方の御朱印をいただいてから気になる人もいるでしょう。
神社とお寺、同じ御朱印帳にいただいていい?
神社本庁「御朱印について」は、御朱印の成り立ちとして神社仏閣への納経や神仏習合の歴史に触れ、現在の御朱印を参拝の証として説明しています。神社と寺院の御朱印には歴史的な接点があります。
具体例として、小國神社の公式案内には、一社三山(小國神社・普門寺・尊永寺・龍潭寺)を巡拝する「もみじめぐり御朱印帳」が紹介されています。神社と複数の寺院を一つの巡拝企画で結ぶ例ですが、これを全国のすべての寺社で同じ対応をする証拠と解釈するのは適切ではありません。
受付に出す帳面の形式、書き入れの可否、専用帳の指定、書き置きでの授与などは、その寺社の案内に従いましょう。「混ざっているから必ず失礼」とも「どこでも必ず受け付ける」とも断定できません。

一冊にまとめる?二冊に分ける?先に比較
| 持ち方 | 向いている人 | 良いところ | 注意点 |
|---|---|---|---|
| 一冊にまとめる | 荷物を減らし、参拝順の記録を残したい | 持ち運びが簡単。神社・寺院を訪ねた順番で記録できる | 寺社側が別の帳面や形式を指定する場合は確認が必要 |
| 神社用・寺院用の二冊 | それぞれの記録を整理したい、複数の寺社を巡る | あとから見返しやすい。受付で帳面を分けて提示できる | 持ち物が増える。どちらを持参するかの確認が必要 |
| 通常帳+巡礼専用帳 | 霊場巡礼など特定の巡拝を予定している | 巡礼の順番や専用ページに沿って記録できる | 指定の納経帳や書式がある場合は巡礼先の案内を優先 |
旅行中に神社とお寺の両方を訪れることが多いなら、まず一冊で始める方法もあります。好きな神社・寺院へ継続的に参拝し、後で見返すときに系統別に整理したいなら二冊持ちが便利です。信仰上の優劣ではなく、受付の条件と自分の使い方で選びましょう。
もう神社とお寺の御朱印が混ざっている場合
すでに一冊に両方いただいていても、あわてて帳面を捨てたり、ページをはがしたりする必要はありません。まずは丁寧に保管し、次回の参拝からの使い方を決めます。
- 今の一冊をそのまま大切に保存し、今後も受け付ける寺社では引き続き使用する
- 今後は神社用・寺院用の二冊を用意し、使い分けを始める。以前の御朱印を無理に移す必要はない
- 訪ねる寺社の公式案内に「専用帳」「書き置きのみ」などの条件がないか確認する
- 疑問があれば授与所で簡潔に尋ねる。参拝や法要の妨げにならないタイミングを選ぶ
御朱印帳は参拝の記録です。過去の御朱印を消したり、切り取ったりするよりも、これからの保管と使い方を整える方が現実的でしょう。
受付で迷わないための渡し方と確認ポイント
宮城県神社庁の御朱印マナーは、参拝を済ませてから御朱印をいただき、書いてほしいページを開いて渡すことを勧めています。御朱印は単なる記念スタンプではなく、参拝に伴うものだと説明されています。
| 場面 | まず確認・対応すること |
|---|---|
| 神社と寺院の御朱印が同じ帳面にある | 必要なら受付で「こちらの御朱印帳にお願いできますか」と確認。対応可否は寺社の判断を尊重 |
| 直接書き入れか書き置きか不明 | 当日の公式案内・授与所表示を確認。書き置きの場合は持ち帰って保管する |
| 複数ページ・見開きを希望 | 勝手にページを飛ばさず、書いてほしい場所を開いて希望を簡潔に伝える |
| 霊場巡礼を始める | 専用納経帳・専用台紙の要否を霊場の公式案内で確認 |
| 御朱印帳を持参し忘れた | 書き置きでいただけるか尋ねる。受け付けていない場合は無理に求めない |
湯島天満宮の公式案内では、御朱印帳への直接書き入れと書き置きの受付条件を区別しています。浅草寺の公式案内も御朱印を参詣の証とし、受付場所や御朱印帳を案内しています。日時・授与方法は変更され得るため、お参り当日の確認が大切です。
二冊持ちなら、表紙・サイズ・袋をどう選ぶ?
神社用と寺院用を分けたいなら、必ず特定の色や柄でなければならないわけではありません。二冊が同じ見た目だと取り違えやすいため、帯や専用ポーチ、しおりなどで管理しやすくすると便利です。
- サイズ:大判・小判など商品ごとに実寸を確認。持ち歩くバッグとの相性を優先
- 形式:蛇腹式は広げて見返しやすい。和綴じ式は冊子として扱いやすい。寺社の書き入れ条件は別途確認
- 識別:表紙・カバーの色やしおりを変える。帳面に直接大きく書く前に扱い方を考える
- 保存:墨書きが乾く前のページを強く押さえない。湿気や水濡れを避け、薄い袋に入れて持ち歩く
- 買い足し:まず一冊で始め、必要が生じたときに二冊目を追加してもよい
形式や実寸の比較は、ふくみるの御朱印帳の蛇腹式・和綴じ式比較と御朱印帳のサイズ・種類の選び方で詳しく紹介しています。
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よくある質問
Q. 神社の御朱印帳をお寺で使うと失礼になりますか?
帳面の表紙や授与元だけで一律に失礼と決まるものではありません。ただし受付方針は寺社によって異なります。迷ったときは使えるか尋ね、指定があれば尊重しましょう。
Q. 神社とお寺を一冊に混ぜたら、最初から書き直すべき?
御朱印を消したりページを切り取ったりする必要はありません。現在の帳面を大切に保管し、次から二冊に分けたいなら新しい一冊を追加する方法があります。
Q. 神社用と寺院用で表紙の色を分ける決まりは?
全国共通で色の指定があるとは確認できません。色で区別するのは持ち主の管理上の工夫です。巡礼専用帳の指定がある場合はその案内を優先しましょう。
Q. 書き置きの御朱印は別の帳面に貼っていい?
一般的には専用の貼付け帳や御朱印帳に保管する方法があります。ただし切り絵・見開きなど大きさが異なる御朱印は専用ホルダーが便利です。折ったり切ったりせず、授与時の注意書きを確認しましょう。
Q. まず一冊だけ買うなら何を優先する?
神社・寺院を問わず最初の一冊なら、持ち歩く大きさ、紙質、ページ数、開き方を比べましょう。特定の霊場を巡る予定があるなら専用帳の案内を先に確認してください。
関連記事と公式資料
- 御朱印とは?初めていただくときの基本
- 御朱印の初穂料と小銭の準備
- 御朱印帳袋・カバーの選び方
- 書き置き御朱印の保管方法
- 神社本庁|御朱印について
- 小國神社|一社三山もみじめぐり御朱印帳
- 宮城県神社庁|御朱印マナー
- 湯島天満宮|御朱印の案内
- 浅草寺|御朱印の案内
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