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和ろうそくと洋ろうそくの違い|ハゼの木蝋・灯芯・炎の揺れと安全な選び方

ふくみる編集部

箱に収められた花柄の和ろうそくが複数並ぶ様子

和ろうそく(puffyjet撮影/Wikimedia Commons)。CC BY 2.0。

この記事の目次

和ろうそくは、ハゼの実などの植物から採った木蝋と、和紙やイ草の灯芯などで作られる日本の伝統的なろうそくです。一般的な洋ろうそくには石油由来のパラフィンを使うものが多く、芯の形や炎の表情も違います。日本の工芸と暮らしを知るうえで面白い道具ですが、使うときはどちらも火災への注意が欠かせません。

和ろうそくは何でできている?

日本化学会の化学だいすきクラブによると、和ろうそくでは主にハゼの実などから採れる植物性の蝋を使います。歴史的にはウルシの実などから得た木蝋も利用され、現在はさまざまな製品があります。名前が和ろうそくだから必ず一種類の植物だけで作られるわけではないため、原材料の表示を確認しましょう。

和紙とイ草の灯芯が特徴

和ろうそくの芯には和紙を巻き、イ草から採れる灯芯を重ね、真綿などで固定する伝統的な方法があります。一般の洋ろうそくで見かける細い糸芯とは構造が異なります。芯は蝋を吸い上げる重要な部分で、太い和ろうそくの炎が揺れる特徴とも関係します。

和・洋ろうそくの違いを比べる

項目 和ろうそく 洋ろうそくの一例
主な蝋 ハゼなど植物性の木蝋 パラフィンなど
芯 和紙・灯芯草などを組み合わせた太い芯 綿糸など
炎 大きく揺らぐ例がある 製品ごとに形・大きさが異なる
使い方 寺院・仏壇・工芸鑑賞 室内装飾・仏事など

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「芯切り」とは何?

和ろうそくは、燃焼するにつれて芯が残り、炎が大きくなる場合があります。日本政策金融公庫の職人取材では、芯が残った部分を切る「芯切り」が必要と紹介されています。専用の芯切り器具と使用方法を知らないまま、燃えている芯へ素手を近づけてはいけません。初心者は必ずメーカーの取扱説明に従いましょう。

植物原料なら安全・煙が出ない?

いいえ。植物原料でも火を使う以上、火災や煙、一酸化炭素などへの注意が必要です。燃焼の状態や煙の量は製品と使い方で変わります。和ろうそくだから無条件に安全、換気が不要ということはありません。小さな子どもやペットが触れない場所へ置き、火のそばを離れず、就寝前には必ず消してください。

仏壇・部屋・贈り物での選び方

  1. ろうそくの原材料と長さ、燃焼時間の目安
  2. 専用の燭台に合う太さ・穴の形
  3. 芯切りの必要性と使用方法
  4. 火気が許される場所か、換気と防火の条件
  5. 燃焼しない鑑賞用の品との違い

紙の提灯や布、カーテン、花飾りの近くでは使わないでください。集合住宅や施設ではろうそくの使用が制限される場合もあり、LEDの灯りで代える方法もあります。

伝統工芸として楽しむ方法

ハゼの実から蝋を採る過程や、一本ずつ作る製造工程は工芸としても興味深いものです。実際に火を使わなくても、職人の制作動画や展示、季節の花絵ろうそくの彩色を眺める楽しみがあります。岐阜提灯の和紙と灯りや盆提灯のLEDの選び方とも比べてみてください。和雑貨を探すには福もの市場が入口です(広告・PRを含む場合があります)。

参考資料

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