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讃岐かがり手まりは、香川県で受け継がれる、草木染めの木綿糸を使った手まりの工芸です。丸い土台に糸を一針ずつかがることで、菊や星、幾何学的な線がふんわりと浮かび上がります。絹の光沢とは異なる、木綿糸の温かさや自然な色合いが魅力です。
「讃岐三白」と手まりの関係
香川県の公式資料によると、「讃岐三白(さぬきさんぱく)」は木綿・塩・砂糖という三つの白い特産品を指します。手まりにはこのうちの木綿糸が使われ、草木で色を染めてから、美しい模様をかがります。現在の作品には新しい色や素材を取り入れたものもありますが、土地の木綿文化を感じられるところが特色です。
草木染めはどんな色が出る?
讃岐かがり手まりの作り手は、藍や茜、刈安、胡桃、柘榴など植物の染料から糸を染め、濃度や重ね染めによって色を調整しています。自然由来だから必ず色落ちしないというわけではなく、手染めならではの濃淡や褪色の可能性もあります。制作した季節や染め方で少しずつ変わる風合いを楽しみましょう。
どんな工程で手まりができる?
香川県の公式工芸サイトで紹介される工程では、籾殻を芯にして薄い紙に包み、細い木綿糸を巻きつけて丸い土台を作ります。次に球面へ模様の目印である「地割り線」を引き、色糸を針でかがりながら作品にしていきます。一見すると単純な球でも、線を均一に巡らせる高度な技術が必要です。
加賀てまりと讃岐かがり手まりを比べる
| 比較 | 讃岐かがり手まり | 加賀てまり |
|---|---|---|
| 土地 | 香川県 | 石川県・金沢 |
| よく知られる糸 | 木綿・草木染め | 絹糸など |
| 特徴 | 籾殻の芯や自然な色 | 鈴を入れた作品・珠姫の伝承 |
| 作品の印象 | 柔らかな木綿の質感 | 絹の光沢と端正な縫い目 |
どちらも日本の手まり文化で、表記や素材は工房ごとに異なる場合があります。加賀てまりの由来と選び方も併せてご覧ください。
幾何学の模様はどうやって選ぶ?
花びらのような放射状の線、交差する菱形、連続する星形など、同じ球体でも模様の種類は多彩です。華やかな贈り物なら色数の多いもの、暮らしの棚に飾るなら落ち着いた色の品も選びやすいでしょう。模様に付けられた名前や意味は作り手の説明を優先し、全ての菊模様が同じ効能を持つなどと断定しないことが大切です。
現行品の買い方と体験
香川県の「かがわもの」では、讃岐かがり手まり保存会や制作する工芸士の情報が紹介されています。工房や販売店を通じて新作を選べば、糸の素材や制作方法を直接確かめやすくなります。制作体験や展示が行われる場合もあるので、開催状況は公式の最新案内をご確認ください。
買う前のチェックポイント
- 球の直径と飾り台・箱の大きさ
- 木綿糸、草木染め、現代的な糸など素材の表示
- 手で触れる品か、鑑賞専用か
- 色の退色、ほつれ、球面の変形
- 作者・保存会・産地と、保管上の注意
草木染めの糸は強い日光や水分で色が変わる可能性があります。乾いた場所に飾り、手入れは制作工房の指示を優先してください。小部品が付くものは乳幼児の手の届かないところへ。
手まりに込めた願いを楽しむ
丸い姿に円満や縁を重ねて贈ることがありますが、祈願の意味が実際の運勢を変えるという保証ではありません。手間をかけて美しい作品にする技術そのものに目を向けると、単なる縁起物とは違った価値が分かります。
関連する福もの
柳川のさげもんと柳川まり、福岡のモマ笛も、地域ごとの手仕事を知る入口です。古い手まりや工芸品を探すにはメルカリ掘り出し物市場、一般の和雑貨は福もの市場へ(広告・PRを含み、掲載品は変動します)。



