本文へスキップ
ふくみる
メニュー
ホーム / 読みもの

FUKUMIRU

おかめとひょっとこは夫婦?面の違いと福を呼ぶ表情の意味

ふくみる編集部

おかめの表情をかたどった面の写真。特定の神社や祭礼の面ではありません

おかめ面の一例(撮影・作者: +- / Wikimedia Commons)。CC BY-SA 3.0。特定の神社・祭礼の面ではありません。

この記事の目次

おかめとひょっとこは、日本の祭りや里神楽、縁起物でよく並んで登場する二つのお面です。丸い頬で微笑む「おかめ」と、片目や口元をゆがめた「ひょっとこ」。夫婦のように並んで売られることもありますが、すべての地域で古くから夫婦として語られてきたわけではありません。その表情には笑いや福を願う文化と、伝統芸能の役柄が重なっています。

おかめはどんな面?

おかめは、ふっくらした頬、低い鼻、細い目元などを特徴とする女性の道化面です。「お多福」と呼ばれる場合もあり、福々しい表情から祝いの席や縁起物に用いられてきました。日本大百科全書の解説では、里神楽に登場し、ひょっとこなどの滑稽な役と組んで演じることが紹介されています。「おかめ=特定の一人の女神」という単純な同一視は避けましょう。

ひょっとこはなぜ口をすぼめている?

ひょっとこは、片目の大小や、横へ曲がった口などが目立つ滑稽な男性面。名前は「火男(ひおとこ)」に由来するという説があり、火を吹くしぐさやかまどの神の伝承と関連付けて説明されます。兵庫県立図書館がまとめた調査資料には、語源や芸能上の役割に複数の見解が収録されています。「ひょっとこは必ず火の神」と断定するのではなく、語源説と実際の民俗芸能を分けて読むと理解しやすくなります。

おかめとひょっとこは夫婦なの?

店頭でペアの面を見かけると「夫婦だろうか」と思うかもしれません。伝統芸能では男女の掛け合いを演じることがあり、夫婦のように見立てられる場面もあります。しかし、各地域で一つの共通した「婚姻物語」があるわけではありません。縁起物の飾りとして二つ並べた姿と、舞台での役柄は区別して楽しむのがよさそうです。

ふたつの面を比べる

特徴 おかめ・お多福 ひょっとこ
顔 ふっくらした頬 ゆがんだ口・目元
印象 ほほえみ・福々しさ ひょうきん・滑稽
登場場面 里神楽・縁起物・熊手など 里神楽・祭り・踊りなど
呼び名 お多福・お福 火男に結びつく語源説

熊手や福笑いにも登場

縁起熊手ではおかめの顔が飾りの主役となる例があります。お多福の笑顔を「福を招く」象徴として見立てるためです。酉の市の熊手の見どころを読むと、ほかに小判や宝船などのモチーフも見つかります。お正月の遊びである福笑いでは、お多福の顔を目隠しで完成させる楽しみがあります。

面・置物を選ぶときの見どころ

素材は張子、木彫、陶器、樹脂などさまざまです。手描きの面は一つひとつ表情が異なり、壁に掛けるのか、棚に置くのかで選ぶ大きさも変わります。実際に顔へ付けるお面は視界・ひも・換気を確かめ、長時間の装着は無理をしないこと。古い面では彩色の剥がれや補修跡、作り手の銘にも注目してみましょう。

贈り物にしてもいい?

笑顔を届ける小さな和雑貨として楽しむことはできます。ただし民俗的な意味を押し付けず、相手の好みや住まいに合う品を選びましょう。古い木彫や張子の面を探すならメルカリ掘り出し物市場へ。希少品や一点ものは売り切れの場合があり、作者・年代の表示には確認が必要です(広告・PRを含みます)。

参考資料

こんな福の話もあります

広告・PR

楽天市場で探す

高柴・彦治民芸の張子おかめ面

高柴・彦治民芸の張子おかめ面

おかめのふっくらした顔を壁に飾りたい方に。張子の軽い造形を一枚から楽しめます。

縦約20×横15cmの紙の張子面。土鈴や舞台用の本格面とは異なります。手作りの表情を商品写真で楽しめます。

楽天市場で見る

おかめ・ひょっとこの福笑い

おかめ・ひょっとこの福笑い

飾るだけでなく、家族で表情を作って遊びたい方へ。おかめとひょっとこの福笑いを選ぶなら。

2種類の顔を楽しめるA3サイズの福笑い。面をかぶる商品ではなく、顔のパーツを並べて遊ぶ紙の玩具です。

楽天市場で見る

一点ものをメルカリで探す

ひょっとこ面として出品された面飾り

ひょっとこ面として出品された面飾り

口元が特徴的なひょっとこの顔を、個別の面から選びたい方に。現品の彩色を写真で比較できます。

胡粉とアクリル絵具を使ったと説明されています。材質・大きさ・顔の向き、実際の仕上がりを出品写真で確認してください。特定地域の伝統面と断定していません。

出品の写真・状態を見る

鬼とお多福の両面になった土鈴

鬼とお多福の両面になった土鈴

お多福を別の相手と組み合わせた造形も知りたい方へ。鬼との両面土鈴を、面とは違う収集品として楽しめます。

阿蘇山の土産として購入し、ガラスケースで保管していたとの説明。片面は鬼で、ひょっとこではありません。両面の表情とひび・欠けをご確認ください。

出品の写真・状態を見る